自分の嫌なこと=許されなかったこと
今の職場(保育施設)は小規模で、先生もこどもも人数が少なめ。
それでも、先生によって(こどもへの対応が)
すごーく違う!(当たり前だけど笑)
今働いてる職場は一時預かり保育がメインだから、
ほぼ毎日違う子が来る(一時間いくらで預かりますよ~って施設)
0~3歳くらいの子が多いんだけど、
初めての子とかはぎゃん泣き!すーごい勢いでずっと泣いてる(笑)
何回か来て慣れた子でも、その日のコンディションとか、ふとしたきっかけで泣いちゃうこともある。
慣れた子(1歳)がぎゃん泣きしちゃった珍しい日。
私が抱っこしてあやしてると、たまたま保育室に入ってきた主任のT先生。
「○○ちゃんどうしたのー悲しくなっちゃったの?今日時間長いもんね~頑張ってるんだね 」
と、笑顔で声をかけてくれた。私も、
「他の子のお迎え見たら思い出しちゃったみたいで…ねー○○ちゃんそんな日もあるよね~」
なんて話してたんだけど…
しばらくしたらもう1人の主任、S先生が保育室に入ってきた。(事務所が近いから泣き声が聞こえてたんだと思う。この時もまだ泣いてたので抱っこしてた)
S先生は、私に
「いいです先生、○○ちゃん降ろしてください」
といって立った○○ちゃんと目線を合わせると…
「○○ちゃん、泣かないの。○○ちゃんが泣いてたら他のお友達が気持ち良く遊べないでしょ?泣かない、泣かない。はい、涙とめて」
と真顔で言って、(○○ちゃんは1歳だけど理解力もすごくあったので、頷いてなんとか泣くの止めようとしてた)
泣き止んだのを見届けると事務所に戻っていった。
私はそれを見てて、
『えぇ~、生まれて1年ちょっとの人にそんな言い方…』
って引いてた(つまりはジャッジしてた)んだけど、
その話をママにしたときにすごい気づきがあった。
今日こんなことがあってね~って私の話を聞いたママは、
「そのS先生の気持ちすごく分かるなぁ~。
S先生は、泣いたら怒られるお家で育ったのかもね。
だからこどもが泣いてるの見ると、自分がつらくてつらくて居られなくて、言わずにはいられないんだよね」
って。
その言葉を聞いた時、『あ~私はほんと狭い中でしかものを見てないんだな』って気づいた。
S先生のことを非難してた私は、
「泣きたいこどもに我慢させるなんて可哀想」って自分を善(正義)にして
S先生を悪者にしてたけど、
そういうことじゃないんだ。
自分が育つ過程で許されてきたこと、を他人に許すのは簡単だけど、(それは『許されて当たり前』だから)
自分がやって許されなかったこと、を他人に許すのはとっても難しい。(不可能なんじゃないかってくらい難しい。と思う)
思えばS先生にそこまで拒否反応が出たのも、私と似てるからなんだな(笑)
私も初めこどもに泣かれるのがつらかったけど、
「こどもが泣くのはお母さんへの愛情から」
っていう文章をどこかで読んで、
泣かれてもなんとか「そうだよね~お母さんのこと大好きなんだよね~分かる分かる~そりゃ泣くよね~」って
(騙し騙し笑)思えるようになったんだった。
私の感情もS先生の感情も、
こっちに向かってきた始点、感情の生まれた大元を見ると
大切なことを教えに来てくれてるんだなぁ。
願わくば、感情の大元(の縛られてる部分)に、
「もう縛られなくていいんだよ。今までどうもありがとう😌」
を、伝えられますように🍀